長野が徳島に5発快勝! 富山は延長戦で山形を撃破…4クラブが“下剋上”達成/ルヴァン杯1回戦
2024JリーグYBCルヴァンカップ・1stラウンド1回戦の合計8試合が13日に行われた。 今シーズンから大会方式が大幅に変更となるJリーグYBCルヴァンカップ。参加クラブはJ1、J2、J3に所属する全60クラブに拡大され、ノックアウト方式による『1stラウンド』、『プレーオフラウンド』、『プライムラウンド』の3ラウンド構成で大会が進行されることになった。 1stラウンドには、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)ノックアウトステージに進出した3クラブ(横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府)を除いた57クラブが参加。10グループに分かれて、1試合制のノックアウト方式による各トーナメントを実施し、勝ち上がった10クラブがプレーオフラウンドへ進出する。なお、J1の18クラブと、J2の横浜FCと清水エスパルスは、1stラウンド2回戦から参加する。 ロアッソ熊本(J2)は福島ユナイテッドFC(J3)と対戦。試合開始早々の4分にデザインされた左CKから藤田一途の豪快なボレーシュートで先制すると、35分には左からのクロスに大崎舜が打点の高いヘディングで合わせリードを広げる。後半は福島にペースを握られ、90+3分に途中出場の矢島輝一に1点を返されるるも、2-1で逃げ切りに成功。サガン鳥栖(J1)が待つ2回戦へ駒を進めた。 AC長野パルセイロ(J3)と徳島ヴォルティス(J2)の一戦は衝撃の展開に。序盤に徳島が立て続けにチャンスを逃すと、長野が18分に田向泰輝のオウンゴールで先制に成功。その後、近藤貴司の連続ゴールでリードを広げると、前半終了間際に坪井清志郎にレッドカードが提示され、徳島は数的不利となる。後半に入り、カイケ・マファウドが追撃の1点を挙げるも、加藤弘堅と木原励のゴールで4点差に。試合は5-1で終了し、長野が“下剋上”を果たした。 モンテディオ山形(J2)とカターレ富山(J3)の一戦はスコアレスのまま延長戦に突入。延長前半開始直後の93分に加藤千尋が巧みな反転から先制ゴールを奪うも、110分に碓井聖生が胸トラップから豪快なボレーでネットを揺らし試合は振り出しに。同点ゴールからわずか3分後、富山は伊藤拓巳が強烈なミドルシュートを突き刺し、逆転に成功した。 そのほか、いわてグルージャ盛岡(J3)が栃木SC(J2)、松本山雅FC(J3)がレノファ山口FC(J2)を相手に“下剋上”を達成。いわきFC(J2)はFC大阪(J3)を2-0で下し、ヴァンラーレ八戸と大宮アルディージャは“J3対決”を制して2回戦進出を決めている。 3月13日の試合結果、および4月17日と24日に開催される2回戦の対戦カードは以下の通り。