DeNAが元財務省為替市場課長の大矢氏をエコノミストとして採用
(ブルームバーグ): インターネット関連企業のディー・エヌ・エー(DeNA)が、財務省出身の大矢俊雄氏(61)を新設のエグゼクティブ・エコノミストとして採用したことが分かった。人事は16日付。
大矢氏はまた、同日付でDeNA子会社のアルムで取締役兼チーフ・グローバル・インベストメント・オフィサーに就いた。DeNAの広報担当が電子メールで両社への同日付の採用を確認した。
大矢氏は1986年に大蔵省(現財務省)に入省し、為替市場課長、総合政策課長、内閣官房での内閣審議官などを歴任。2011年から一時、金融庁の総務企画局(現総合政策局)国際室担当参事官も務めた。23年7月に退官した。
大矢氏が為替市場課長時代の10、11年には、政府・日銀が歴史的な円高局面で円売り・ドル買い介入を実施した。今後はDeNAグループで、専門性を生かしながら世界経済や金融市場の分析などを手掛ける予定。
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--取材協力:藤岡徹.
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Takako Taniguchi, Kyoko Shimodoi