4階級制覇狙う田中恒成「4階級王者になる準備はできた」 バカセグアと王座決定戦
「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級王者決定戦」(24日、両国国技館) トリプルタイトル戦の記者会見が行われ、同級2位のクリスチャン・バカセグア(メキシコ)との王座決定戦で4階級制覇を目指す同級1位の田中恒成(畑中)が、意気込みを語った。 田中は「フィジカル面でもメンタル面でも世界4階級王者になる準備はできています」ときっぱり。バカセグアについて「何試合も見て彼のスタイルはしっかり頭に入れてきた」としつつも、「彼は初の世界挑戦でこの試合にかけてくる気持ちは強いと思う。映像では出てこない気持ち、変化することもある。映像だけの彼と試合をすることを頭に想定しないで練習してきた」と述べた。 4階級制覇に失敗した2020年大みそかの井岡一翔戦からは、自身の精神面での成長を実感。「今すごく大切にしているのは、試合前、試合中のどこかでイレギュラーなことが起きても、自分自身ブレずに立ち向かうこと。この3年間、世界チャンピオンになることを望んでいるファンのために必ず勝ってチャンピオンになった姿を見せるということを、どんな状況でも忘れないということ」と決意を示した。 バカセグアは「ボクシングの歴史(ストーリー)に名前を残したい。家族の待つ家にタイトルを持ち帰りたい」と、こちらも必勝を期した。