北陸応援割の受け付け終了施設、富山県が周知
能登半島地震を受けた政府の観光支援「北陸応援割」を巡り、予約枠が早期に埋まった宿泊施設に苦情やキャンセルが相次いでいることについて、竹内延和富山県地方創生局長は13日の県議会予算特別委員会で「富山を応援しようという全国の方々の思いが、国の想定を上回ったと考えている。宿泊施設に負担をかけることになり残念だ」と述べた。 北陸応援割は8日に予約受け付けが始まった。割引きの原資が短時間で上限に達する宿泊施設が多くあり、割引きの適用外となった予約客からキャンセルや苦情の電話が相次ぐ。 施設に制度の概要が伝えられたのが直前だったことも対応を難しくした。地方創生局長は国から詳細が2月27日に伝えられた後、参加事業者を3月5日まで募集し、事業者決定後に予算配分額を通知したと説明した。「できる限りの対応をしたと認識している」とし「予約受け付けを終了した施設をホームページに掲載するなど周知に努め、負担がこれ以上増えないよう対応したい」と語った。寺口智之氏(自民、魚津)への答弁。