まったく歯が立たず…。J1でボロボロだったチーム(4)リーグ史上最低の2勝…。J2時代からの上積みなし
明治安田J1リーグが開幕しておよそ1カ月半が経過し、連日激しい戦いが続いている。過去30シーズンの歴史では、何もかもがうまくいかず、早々と最下位やJ2降格が決まってしまったチームもある。今回は、歴代のJ1最下位クラブの中でも、あまりにも悲惨だったクラブをピックアップして紹介する。
大分トリニータ(2013年) 2013シーズン成績:2勝8分24敗(勝ち点14) 監督:田坂和昭 大分トリニータは、2012シーズンのJ2で6位となって、昇格プレーオフで優勝し、4年ぶりにJ1に戻ってきた。しかし、1部で戦うにはあまりにも力不足だった。 当時の大分は財政難で、J1に昇格しても大型補強はできなかった。他クラブで出番が限られている選手で層に厚みを持たせるのが精一杯で、前年の課題だった得点力不足を解消するようなFWも獲得できないまま、J1に挑んでいる。190cmの長身FW小松塁は、新しいオプションになり得ると期待されたがうまくいかず、半年後にJ2のV・ファーレン長崎に期限付き移籍となった。 戦力に大きな上積みがなければ、大分はあくまでJ2で6位のチームであり、開幕から11試合勝利なしと苦しんだ。このシーズンはジュビロ磐田も不振で17位との差はあまりつかなかったものの、残留ラインの15位・ヴァンフォーレ甲府とは最終的に勝ち点23の差がついている。 J1で1シーズンを戦って白星はわずか2つ。これはJ1の歴史でワーストの記録だ。
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