ロシア、外交青書を批判 北方領土の現状「変わらず」
ロシア外務省のザハロワ情報局長は18日の記者会見で、日本の2024年版外交青書で「北方領土はロシアに不法占拠されている」との表現を踏襲したことについて、「ロシアの主権は否定できず、原則として議論の対象にならない」と批判した。 その上で「いかなる報告書も現状を変えられない」と述べた。 外交青書で「不法占拠」の表現は22年版から続いている。ザハロワ氏は「毎年出版され、同じことを記述するものを読んで時間を無駄にすることは勧めない。(外交青書は)退屈で時代遅れだ」とやゆした。