芦澤竜誠が太田忍を相手にMMAデビュー戦。「こいつは身長が小さいから負ける」と勝利を確信【RIZIN.45】
「RIZIN.45」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表会見が11月11日、都内で開催された。 総合格闘家への転向を表明していた芦澤竜誠(フリー)がMMA初戦でレスリングのリオ五輪銀メダリストの太田忍(パラエストラ柏)と対戦することが発表された。 芦澤は初参戦となった「RIZIN.41」(4月1日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)のメインイベントでキックボクシングルールで皇治(TEAM ONE)に2-1の判定勝ち。この試合の前からMMA転向を公言しており、試合後の会見ではMMAデビュー戦について夏から秋にかけたあたりで行いたい意向を示していた。 太田は今年、倉本一真、瀧澤謙太を相手に連続KO勝ちを収め、10月の「RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA」では元UFCファイターで、2021年に行われた「RIZINバンタム級トーナメント」では準決勝に進出した井上直樹と対戦の予定も、井上が右顎下腺唾石症(みぎがくかせんだせきしょう)を発症したためドクターストップにより欠場。大会1週間前に対戦相手が元修斗世界バンタム級王者で今年1月までONE Championshipに参戦していた佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)に変更。試合は1-2の判定で敗れ、今回が再起戦となる。 会見で芦澤は「なんかSNSから始まったね、俺の周りの一緒に練習してる人とかも“太田忍は絶対やめたほうがいいよ”ってみんな言ってきたけど、そういう声があったからこそ“ケンカ売られて逃げんじゃねえ”みたいな“ダセえ”みたいなこと言われたんで。そもそも逃げるわけないし、逆にめちゃくちゃおいしいし、太田忍とデビュー戦でやれるって、なんか俺すげえ持ってんなって感じだから、普通にボコボコにしようと思います」と自信を見せる。
対する太田も「デビュー戦で僕とやるというのは、芦澤選手すごいなと思いました。ファイターとしていいなと思いました。MMAってそんなに甘くない。僕もデビュー戦で所さんとやらせていただいて、そこから今がある。僕のMMAを一方的に押し付ける。でもデビュー戦でケガはしてほしくないんで、きれいに片付けようと思っている」と勝利を確信。芦澤戦を受けたことについては「オファーが来たら受けるだけ。カード的には実力差もあるし、どうなのかと思った。僕が本来望んでいた対戦相手ではない。タイトルマッチかそれに近い試合を求めていたが、10月に負けてしまって、このオファーをいただいたので、大晦日らしいカードになっているのかと思って受けました」とこれまで同様「オファーが来たから受けた」という姿勢を貫いたことを強調した。 芦澤は「この試合、“芦澤、死んだだろう”とか圧倒的な差があるというかもしれないけど、俺的には全然圧倒的な差なんてない。逆にボコボコにできるかなと思っている。全然勝負論があると思っている。俺の一方的な展開になると思っている。試合に向けて練習しているけど、そもそも太田忍がゴールじゃない。その後のMMAの人生もある。前の佐藤将光との試合を見たけど、普通につまんないし、弱い。なにもできなかったじゃん。佐藤将光なんて急きょのオファーでしょ。何の選択肢もなくて、タックルに入られても冷静だったし、あっちは。彼(太田)は何もできなかった。それで“俺はMMA強い”とか言ってるけど“お前もMMA初心者だよ”って俺は思っている。レスリングは強いですよ。でもMMAは初心者だなって、俺はそう思っている」とまくしたてる。 そして「なんでお前との試合を受けたか知ってるか? みんな俺が負けると思うだろ? なんで俺が勝てると思っているか分かるか? 1個だけあるんだよ。こいつは身長が小さいから。身長が小さい。こいつは身長が小さいから負ける。これ以上は深くは言わない」と勝利のカギを「身長差」と断言。
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