飯田の桜並木にイルミネーション5万球点灯 小学生手描きのあんどんも
飯田の大宮通り桜並木で12月14日、イルミネーションの点灯が始まった。(飯田経済新聞) 【写真】 浜井場小学校5年生の児童らが作った手描きのあんどん 桜並木のイルミネーションは、並木の起点となる大宮諏訪神社から桜並木通りまでの約700メートルの区間で点灯。今年使ったLED電球は5万球。 当日は多くの地元住民が参加し点灯式を行った。式の前には同中生徒が育てるリンゴ並木のリンゴで作ったジュースやジャムを販売したり、県吹奏楽コンクールと東海大会で金賞を受賞した吹奏楽部の生徒らが芝居を交えながら「クリスマスメドレー」などを演奏したりして盛り上げた。続いて浜井場小学校の5年生の児童らが今年、桜並木についての学習を始めたことを発表。これまでの歴史や桜の種類、病気の事など調べるうちに自分たちでできることはないかと考え、落ち葉集めや今回のイルミネーション点灯に合わせ、手描きのあんどん作りを行い披露した。 主催する桜並木保存会の井上基会長によると、桜並木のイルミネーションは2015(平成27)年12月10日に初めて点灯。2021年からは年々グレードアップを図り、地元造園会社や建設会社などの協力でシンボルタワーの飾り付けを行ったほか、ラウンドアバウトの中心部にも飾り付けた。今年は、惜しまれながら閉店した地元のケーキ店「トップ」から店のイルミネーションに使っていた飾りを譲り受け、飾り付けを行った。 高田修副市長のカウントダウンと同吹奏楽部のファンファーレでイルミネーションが点灯すると、桜並木にイルミネーションの波が広がり歓声が上がった。高田修副市長は「10年ほどの歴史の中で段々立派なイルミネーションになってきた。今後もにぎわいのある並木になるように整備を進めていきたい」とあいさつした。 点灯式に参加した親子連れは「年々飾り付けが増えていくので、にぎやかでとてもいい雰囲気の並木になった」と話していた。 イルミネーションは桜並木の南端にある人形時計塔が17時に演舞するのに合わせて一斉に点灯し、21時に消灯する。大みそかから元旦にかけても点灯する予定。1月11日まで。
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