弘前の博多もつ鍋店「山善」が2年ぶりに営業再開 牛もつ鍋を提供
「博多もつ鍋山善 弘前店」(弘前市鍛冶町、TEL 0172-32-9110)が11月15日、2年ぶりに営業を再開した。(弘前経済新聞) 【写真】山善の博多もつ鍋 2008(平成20)年7月にもつ鍋専門店として新鍛冶町にオープンした同店。2010(平成12)年に現在の場所に移転し、2022年6月まで営業を続けていたが、コロナ禍で閉店。2年ぶりに営業を再開することにした。店主の山内茂善さんは「鍛冶町での宴会需要に応えたい」と話す。 山内さんは東京で飲食店のプロデュース業を行い、札幌から博多までさまざまな飲食店をサポートした。2008(平成20)年に弘前へUターン。同店は、弘前にもつ鍋店がないことに着目してオープンさせたという。「おかげさまで多くの人に利用してもらい、盛岡や青森にも出店した」と話す。 コロナ禍で宴会や外食ができなくなったことから、経営は苦戦。山善を一旦閉店し、業種を変えた串巻き店に挑戦したが、1年で閉店した。現在は姉妹店「個室居酒屋 山善」と同店の2店舗を経営する。山内さんは「開業した10年前に比べると、人は少なくなり習慣も変わってしまったが、弘前の繁華街・鍛冶町を少しでも盛り上げたい」と話す。 店舗面積は1階と2階合わせて100坪。席数は約100席。座敷席やカウンター席も備える。店内は壁紙を張り替えた程度で以前の内装を残し、メニューもほぼ変えていない。 メニューは、もつ鍋(しょう油=1,480円、塩味=1,580円、しょうがみそ味、キムチみそ味=以上、1,680円)と桜姫鶏ねぎ塩鍋(1,680円)のほか、串焼き3点盛り合わせ、軟骨唐揚げ(以上600円)、温玉シーザーサラダ(900円)など。ハイボール(550円)やメーカーズクラフトハイボール(660円)、ビール(710円)、ビアカクテル(660円~)も提供する。 山内さんは「津軽エリアには豚もつを食べる習慣はあるが、牛もつの鍋はあまり食べない。口の中でとろけていくもつ鍋のおいしさを味わってほしい」と話す。 営業時間は17時30分~23時。月曜定休。
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