キヤノンEOS KissのテレビCMは本物? それともCG?
サッカーをしている子供たちが妙技を繰り出すキヤノン「EOS Kiss X7」のテレビCMを見たことはあるだろうか? 目を見張るプレーの連続に、ネットでは「あれって本物?」「それともCG?」などと議論が白熱。確かにどちらとも言いがたい出来栄えで、じっと見ていただけでは判断がつかない。そこでCMを制作した担当者に聞いてみた。さて真相は? サッカーのユニフォームに身を包んだ金髪の子どもたちが鮮やかなドリブルやヘディング、シュートとプロ顔負けのプレーを繰り出す。プレーを見守る母親と思しき女性が、同社の一眼レフカメラ「EOS Kiss X7」を手に、子供の活躍の一瞬をカメラに収めるという作品。「チャンスにKiss」編として、4月18日より放送されている。 CM制作を担当したキヤノンマーケティングジャパンの広報によると、撮影は3月に千葉市の稲毛海浜公園スポーツ施設で行われた。CMに出演しているのは、日本に住む1歳から3歳のタレント事務所などに所属する子供たち9人で、実際に走り回る姿を撮影した。しかし、キレのあるマルセイユターンや鮮やかなヒールキックなど技を繰り出すシーンは、実際に子供がプレーしているわけではない。 そのシーンでプレーした大人は、フリースタイルフットボールで活躍する選手たち。子供の体型に見せるために「肉じゅばん」を着用した。サッカーボールの大きさにも工夫し、背丈スケールが合うように通常の倍の大きさのボールを使用。プレーしている大人の顔や手を子供のものに合成したのが真相だ。 ただし、ラストシーンのダイビングヘッドは、大人でなく子供。ソフトマットを敷き、子供をジャンプさせ、その顔にやわらかいボールを当てたという。 ※キヤノンのCM動画