映画「侍タイムスリッパー」の舞台あいさつを行った（左から）安田淳一監督、田村ツトム、沙倉ゆうの、山口馬木也、冨家ノリマサ、井上肇、高寺裕司

　ヒット中の映画「侍タイムスリッパー」（安田淳一監督）の舞台あいさつが１４日、東京都内で行われ、主演の山口馬木也（５１）、共演の冨家ノリマサ（６２）、沙倉ゆうの（４５）らが出席した。 　幕末の侍が現代の時代劇撮影所にタイムスリップするストーリー。８月に東京・池袋シネマ・ロサ１館で公開され、話題を呼んで現在１７２館に拡大。今後、延べ２５０館以上で上映を予定している。同じインディーズ作で、低予算ながら大ヒットした「カメラを止めるな！」（２０１８年）を想起させる注目作だ。 　山口らはこの日、衣装姿で満員の場内に登場。安田監督は「（ＳＮＳで）一生懸命、『いいね』を押しております」とこれまでの”草の根運動”を明かしたが、「最近、『いいね』が追いつかなくて。どうも、これは…ヒットしてます」と大感激。次の目標について「（米俳優）トム・クルーズさんにリブートで撮ってほしい。ハリウッドに行きたい」と”ハリウッド版”に期待を込めた。 　山口は「塩むすびの味が明らかに変わりました」とし、おにぎり店の店員から「おめでとうございます」と祝福されたそうで社会現象に大喜び。 　その横で、冨家は「馬木也に主演男優賞をとってほしい。取り組み方や姿勢にほれてる。僕には助演男優賞をお願いします」と呼びかけ、沙倉は「作品賞を日本アカデミー賞でとりたい」とそれぞれ夢を膨らませた。 　ほかには、共演の井上肇（６３）、田村ツトム（５０）、高寺裕司（４９）も登壇した。