小池知事、記者の質問に「失礼では?」 五輪会場見直しめぐり
東京都の小池百合子都知事は2日午後、都庁で定例会見を開いた。記者からボート会場など五輪施設見直しを打ち上げたものの別の施設は活用できなかったことについて質問が及び、そのなかで「大山鳴動して鼠一匹(事前に騒いだものの、結果が小さいことの意)」という表現に対し「それは失礼じゃないか」と語気を強めるシーンがあった。
小池知事は、「(五輪が)いかにサステイナブルであるべきかを追求した。お金の金額で言うならば、2000億円削ったという方もおられますが、そこから更に削っている。その分を見過ごしておられたということではないでしょうか。このままいきますと豊洲でありませんけれども、どんどんどんどん膨らんでいたと思います」と分析。 「誰が歯止めをかけるのでしょうか。IOCでしょうか組織委でしょうか。結局は都民の皆さんに費用がかかってくるということで、私であれ誰であれ、都に責任がある者はそのことをしなければならなかったのではないでしょうか。…鼠どころか、大きな黒い頭の鼠がいっぱいいるのがここで分かったじゃないですか。入札の方式はどうなんでしょうか。そういうことを見なければならないのではないでしょうか。…これから頭の黒い鼠をどんどん探していきたいと考えております」などと続けた。