【バレー】秋本美空(共栄学園高) 新春インタビュー U19日本代表での学び、そして春高への決意「下北沢成徳高を倒して日本一」
第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高)が1月4日(木)に東京体育館(東京都渋谷区)で開幕する。今年度は高校生で唯一の日本代表に選ばれ、8月の第18回世界U19女子世界選手権大会では得点源として活躍した秋本美空(共栄学園高〔東京〕2年)をインタビュー。日本期待の逸材が2023年を振り返り、新年への決意を口にした 【表】春の高校バレー2024女子トーナメント表
――2023年は春高出場、日本代表選出、そして4位に入った第18回世界U19女子世界選手権大会と、盛りだくさんの1年でした。秋本選手にとって、印象深いトピックスはどれですか? U19日本代表です。去年もタイ(第14回アジアU18〔ユース〕女子選手権大会)に行きましたが、大会の前に左足をねんざしてリリーフサーバーとしてしか出ていませんでした。 今回はちゃんとスパイクを打つことができていたので、セッターの(熊谷)仁依奈さん(筑波大1年)や(日髙)心さん(園田学園女大1年)が、どんなトスが打ちやすいか、コミュニケーションをとってくれました。三さん(三枝大地監督)からは、自分と(笠井)季璃さん(旭川実高〔北海道〕3年〕)が点を決めないといけない、と言われていました。 ――大会を振り返って、伸びたな、と思うプレーはありますか? レシーブです。練習では監督やコーチに打ってもらっていて、打球のスピードは速いし、威力もありました。事前合宿では、川崎橘高(神奈川)の男子選手に手伝ってもらって。ノーブロックでスパイクを打たれて、それを3人でレシーブする練習をしていました。 スタッフの方からは「イタリアやアメリカも男子と同じくらいの打球だ」という話をされていて。実際に試合をすると、さすがに男子より強くはなかったですが、日本人選手よりも強かったです。 ――スパイク面ではいかがでしたか? 相手が高いので、ブロックが完成してしまうと打つところがなくなってしまいます。そのときは相手のブロックに当てて(コートの外に)出すスパイクをしたり、ブロックに当てて、リバウンドをフォローしてもらう練習もしました。 ――国内では秋本選手より背が高い選手はなかなかいませんね 日本では相手の背が低くて。スパイクを打つときにブロックがないときもあって、自分の打点からは(コートの外に)出しにくいです。でも、ブロックが高かった3位決定戦のイタリア戦などは、腕に当てて出したり、いつもより楽に点数を取れる場面がありました。