ゴールドマン、個人向けロボアド事業閉鎖へ-ベターメントに資産移管
(ブルームバーグ): 米銀ゴールドマン・サックス・グループは「マーカス・インベスト」の名称で知られる個人向け自動投資事業を閉鎖する。同事業の顧客と資産は、投資ロボットアドバイザー(ロボアド)を手掛けるベターメントが取得する。
両社が結んだ合意によると、顧客と資産の移管は4-6月(第2四半期)中に完了する予定。
ベターメントのサラ・レビー最高経営責任者(CEO)は発表文で「今回の取得は、デジタル投資分野における当社のリーダーシップをさらに強固なものにするものだ」と説明。「これらの顧客をベターメントに迎えられることをとても喜ばしく思う」と述べた。同氏が2020年末にCEOに就任して以来、ベターメントの資産は約2倍になった。
今回の取引は金額的には極めて小規模とみられるが、ゴールドマンが消費者向け事業からの撤退を進めていることを象徴する新たな動きとなる。同社は「より包括的な消費者向け銀行業務」と銘打った商品群の一部として、ロボアド事業を展開していた。
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原題:Goldman Ditches Robo-Investing for Masses in Sale to Betterment(抜粋)
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Sridhar Natarajan