清原博弁護士 米大統領選“もしトラ”で日本経済の動き分析「マーケットはトランプさん優勢で動いて…」
国際弁護士の清原博氏が6日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)に出演し、開票が始まった米大統領選を受けての日本への影響を推測した。 共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)と民主党のカマラ・ハリス副大統領(60)との戦いは、大統領選史上まれに見る大接戦。そんな中、トランプ氏は激戦州の一つ、ノースカロライナ州で勝利を確実にし、過半数の270人の選挙人獲得へ前進している。しかし、ミシガン州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州など他の激戦州はいまだ大勢が見えておらず、拮抗した状態が伝えられている。 清原氏は「事前の世論だと、もっと接戦かなと思っていた」とし、「トランプさん優勢は意外だった」とコメント。「日本の経済、マーケットを見ても、トランプさん優勢で動いている。株価は上がっているし、円安が進んでいる」と、日本経済にはトランプ氏の勝利を見越した動きが見えるとした。 為替の影響についても詳しく分析した。「円安が進めば、輸入するものが高くなる。日本の物価がまた上がる」と見通しを口にし、「トランプさんだったら、今のところは円安が進んで日本の人たちに物価高に影響が及ぶかもしれない」と推測した。一方で、「トランプはアメリカファーストですから、(輸出を進めるには)ドル安の方がいい。政策によっては、今一時的に円安が進んでいるものが、どこかでぐっと円高に戻ってくることもあるので、我々日本の生活がどうなるのか、トランプさんの場合は先が読みにくいというところもある」と、不透明な部分も指摘した。 ハリス氏が勝利した場合についても言及した。「ハリスさんの場合は、経済政策とかは日本との関係はバイデン政権からの引き継ぎが多いと思うので、そんなに急激に変わることはないと思う」。日本への影響については「ハリスさんがなったからといって、日本の景気が良くなるとか、生活が良くなるとかは、ハリスさんのことで影響を受けることは期待できないかな」と述べた。