東京都知事選（７月７日投開票）で政見放送の９回目が２８日午前、首都圏のＮＨＫ総合で流された。「ここまで来たのは、君のため～♪」などと３分近く自作の歌を披露する候補や、「東京の状況があまりにも絶望的」と語る医師ら５人の政見が放送された。政見放送は今回で一巡し、２８日午後からはこれまでと同じ内容が再び放送される。今回の５候補の訴えの概要は以下の通り。（年齢はいずれも投開票日現在） 【表でみる】東京都知事選の立候補者一覧 ◆政治団体「市民がつくる政治の会」の内海聡氏（４９） ・外資系企業、外国人投資家のために行われ、日本人の立場を低くする政治の改善 ・「移民」の激増で犯罪やトラブルが激増する状況への対応 ・生存と最低限の権利の略奪への対応 ・当選したら給与は１円で差額は困窮者に ◆無所属の大和行男氏（４６） ・幼児保育所の増設、手当の拡充 ・教育と医療と福祉の格差是正 ・都立病院などで日曜・休日診療 ・女性医療従事者の産休明けの再雇用支援 ・医療過疎地へのオンライン診療支援 ・早期離職者への技術指導など ◆政治団体「ＮＨＫから国民を守る党」の中江友哉氏（３２） ・被選挙権のない若者、仕事や家族の都合で立候補できない人もＮＨＫ党の選挙ポスター掲示板の枠を活用して都知事選のアピールを ・１万４０００カ所設置するポスター掲示板は不要 ・ＮＨＫ受信料の不払いを ◆政治団体「お金をみんなへ　シン独立党」代表の新藤伸夫氏（７５） ・ベーシックインカムの実現で１人月２０万円支給 ・投資用資金を１８歳以上に計３０００万円支給 ・学費をゼロ ・税金は原則廃止、都の財源は都債や地方交付税で充当 ・都職員の給与の４割削減 ・東京を遊びの町に ◆無所属の小池百合子氏（７１） ・木造密集地域の解消、シェルター整備、富士山降灰対策 ・不妊治療や卵子凍結支援、高校や都立大の授業料実質無償化 ・介護人材確保 ・物価高対策、中小企業賃上げ支援