年越しの慈恩寺、冬空に花火咲く 寒河江、年の瀬の恒例行事
寒河江市の年の瀬を飾る恒例行事「慈恩寺大晦日(おおみそか)花火大会雪月華」が12月31日深夜、慈恩寺活性化センター周辺で開かれた。同市制施行70周年に合わせ、前回より50発多い約700発の花火が初詣客を魅了した。 雪が舞う中、午後11時40分に打ち上げを開始。年越しまでに4号玉や超特大スターマインなどが次々と打ち上げられ、雪原を赤や緑など色とりどりに照らした。初詣客は冬空に咲いた大輪に拍手を送り、光と雪の共演を楽しんでいた。初めて訪れたという中山町長崎、会社員西沢憧弥(とうや)さん(23)と上山市大門、飲食業木村百花さん(21)のカップルは「雪の中の花火が不思議な感覚」「幻想的な雰囲気で年を越せてうれしい」と満足した様子だった。 地元住民らでつくる醍醐地区慈恩寺花火大会実行委員会(大泉富博会長)が主催し、13回目。打ち上げ前には慈恩寺観光大使の花岡和香さんによるコンサートもあった。