ファッション界の大物トム・フォードが購入した豪邸内部に潜入!
ファッション界の大物、トム・フォードがジョン・F・ケネディ大統領の元夫人ジャクリーン・ケネディ・オナシスが幼少期を過ごした旧別荘を5,200万ドル(76億6922万円)を支払って購入したとウォール・ストリート・ジャーナルが報じている。 ハンプトンに位置する「Lasata(ラサタ)」という名前のこの物件は、5月に5,500万ドル(81億1167万5000円)で売りに出されていた。売り手である映画プロデューサーのデイヴィッド・ザンダーが2018年に購入する際、ファッションデザイナー、リード・クラッコフに支払った金額の2倍以上の金額での売り出しとなっていた。 US版「エル・デコ」より
この売却は、エスティ ローダー社がトム・フォード買収のために約28億ドル(約4,118億4780万円を支払ってから1年も経たないうちに行われた。 ニューヨーク州東ハンプトンに位置するラサタ、別名「平和な場所」(モントーク先住民のアルゴンキン語に由来)は、1917年にマンハッタンの弁護士ジョージ・ウェリントン・シュルマンのためにアーツ・アンド・クラフツ様式で建てられた邸宅だ。 1925年にジャクリーン・ケネディ・オナシス、リトル・イーディ・ビール、リー・ラジヴィルの祖父にあたる弁護士ジョン・ヴェルヌー・ブーヴィエ・ジュニアの手に渡った。幼いオナシスと6人の兄弟は、夏になると10の寝室を備える壮大な邸宅に戻り、乗馬を習ったり、敷地内の果てしない果樹園を散策したりした。 敷地はおよそ7エーカー(約28,328㎡)で、ベッドルーム2台を備えたのゲストハウス、管理人用コテージ、プールハウス、3つのガレージも完備している。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、2007年にファッションデザイナーのリード・クラッコフとインテリアデザイナーの妻、デルフィーヌ・クラッコフはこの大豪邸を2,000万ドル(約32億3,944万5,000円)で購入した。 11年後の2018年に、プロデューサーであるデイビッド・ザンダーが2,400万ドル(約35億3,394万円)で購入。彼は、US版エル・デコが選ぶA-リストデザイナーであるピエール・ヨバノビッチにインテリア、造園家のルイ・ベネシュを庭と造園のリノベーションを依頼し、パリのペインターたちと、この家の壁をユニークなコットンのような質感へと塗り替えている。 スター建築家の安藤忠雄やミッドセンチュリー・モダニスト建築家リチャード・ノイトラが設計した建築など、スタイリッシュな物件を所有していることで知られるトム・フォードは、ザンダーの購入価格の2倍以上の金額で、絵のように美しい住居を購入したのだ。 それでは、気になる豪邸の内部をルームツアーしていこう。