「EUの理解深めて」 駐日ルーマニア大使が佐野東高校で出張授業
とちぎテレビ
EU・ヨーロッパ連合の理解を深めてもらおうと、EU加盟国の駐日大使らによる出張授業が31日、佐野市の高校で行われました。 出張授業「EUがあなたの学校にやってくる」で、佐野東高校を訪れたのは、駐日ルーマニア大使館のオヴィディウ・ラエツキ大使です。この出張授業は、日本の高校生たちにEUへの理解を深めてもらおうと、EU加盟国の駐日大使や外交官らが全国の高校を訪れています。 ラエツキ大使は、プロジェクターを使ってEUの歴史や仕組みなどを説明しました。続いて自らの国のルーマニアについて、人口や国の広さをはじめ国の花や動物、観光名所、さらに有名な人物など、さまざまな魅力を詳しく紹介しました。 ラエツキ大使は「ルーマニアにとって日本はとても重要な国」と話した後、「シビウ市の国際演劇祭には、日本から100人以上のボランティアが訪れます。皆さんもぜひルーマニアに来てください」と呼びかけました。 講演のあと、生徒から「隣りの国のウクライナにロシアが侵攻したことで、ルーマニアの国民はどうしていますか」という質問に対して、ラエツキ大使は「国や国民の考えは日本と同じです。多くの避難民を受け入れるなど、ウクライナを助けようとしています」と真摯に答えていました。
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