健康を考えた減塩レシピ(2)「ココナッツミルクカレー」 山梨学院短大の学生が考案
今週は地球を笑顔にするウィーク。 健康をテーマに「減塩」について考えます。 塩分のとりすぎは高血圧につながりやすいとされています。 【写真を見る】減塩レシピ「ココナッツミルクカレー」の作り方 山梨県民は男女ともに全国平均に比べ多くの食塩を摂取しています。 県が掲げている目標値は1日8g未満です。 そこで、ちょっとした工夫で減塩できるレシピを山梨学院短大の学生たちが考案してくれました。 今回はココナッツミルクで塩分を抑えた本格カレーです。 考えてくれたのは食物栄養科の2年生 下川亜依さんとタマヨジュンさんです。 「きょう紹介するのはココナッツミルクカレーです」 「簡単に塩分を抑えられ本格的な味わいになります」 材料です。 アクセントとなるココナッツミルクは1人分で150ml用意します。 「カレーにはあまり入れないシメジや国産カボチャを入れることでさらに栄養を摂ることができるようにしました」 調理開始!(4人分作っています) まずは、ご飯から。 さいの目切りにしたニンジンを炊飯器で一緒に炊きます。 「ご飯は彩をよくするためにニンジンを入れました。全体の彩りが良くなるようにしました」 コメを炊いている間に具材の調理へ。 一口大のカボチャを下ゆでします。 別の鍋で2㎝ほどに切った鶏もも肉を焼き、ある程度火が通ったら乱切りした赤パプリカとシメジを加えて炒めます。 すりおろしたショウガとニンニクも入れましょう。 ここでココナッツミルクが登場! 「ココナッツミルクを入れることで鉄分などのミネラルがとれるので、疲労回復効果や貧血を予防することができ減塩もできます」 さらにハチミツも投入します。 「ハチミツを入れることで甘さやコクを出してスパイスを引き立てます」 続いて下茹でしたカボチャ、減塩タイプの塩、カレー粉、黒こしょうを入れて弱火でひと煮立ちさせます。 「水は入れずにこのまま煮込んでいきます」 炊きあがったニンジンご飯にアツアツのカレーそこに市販の野菜サラダを添えて、ココナッツミルクカレー完成! 彩り豊かなカレーの完成です。
食塩相当量は一般的なチキンカレーに比べほぼ半減しました。 試食した学生は: 「カレーのこくが出ていて美味しい」 「ココナッツミルクとカレーの相性がよくて美味しい」 では、管理栄養士の青木先生の減塩ポイントです。 山梨学院短期大学 青木慎吾准教授: 「私たちは普段の食事の6割ぐらいを調味料から塩分をとっている。 (1)減塩に取り組むためには調味料を使う量を控える (2)減塩タイプの調味料を使う (3)食塩のかわりにうまみや酸味、かんきつ類など別の味をプラスする ことで美味しく減塩できる」
テレビ山梨