ソフトバンク、柳田悠岐離脱後の新オーダーは数分で決定… 1番佐藤直樹、3番栗原陵矢起用の裏側
◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク2―0広島(みずほペイペイドーム) 前日の31日に負傷交代したソフトバンクの柳田悠岐外野手(35)に代わり、栗原陵矢内野手(27)が今季初めて3番に座った。主軸が抜けたオーダーはどのようにして決まったのか。 ■この日のソフトバンクスタメン この日のオーダーを決めたのは31日の試合後。開幕から3番に座り続けた主砲がいなくなり、新たに打線を組み直すのは難航するかと思われた。ただ、村松有人打撃コーチは「全体で決めたというか、意見は大体一致していた」と明かす。奈良原浩ヘッドコーチらを含めた野手コーチ陣のミーティングを開き、全会一致で決定。数分ですんなりと決まったという。「(栗原は)元々4番を打っていた選手なので、しっかり3番でチャンスをつくってくれると。状態が上がってきた中で、チームがピンチの時に力を発揮してくれたら」と期待する。 支配下登録されて即日「1番中堅」起用された佐藤直樹については「監督が『1番で使ったらええから』」とこちらもあっさり。想像していたよりスムーズに決められた打線で、しっかりと白星を挙げた。 開幕前から周東佑京の調子が良かったため、実際に組まれることはなかったが1番柳田、3番栗原という構想もあったといい、しばらくはこのクリーンアップで固定するとみられる。ただ、帰り際に「明日楽しみなんですよ、地味に。楽しみにしててください」と村松打撃コーチがにやり。2日の試合では、また新たな〝仕掛け〟があるのかもしれない。 (大橋昂平)
西日本新聞社