代々木八幡「こうだ」の豚バラ肉とピーマン焼きが家で味わえる!dancyu編集部長が追い求める日本一ふつうで美味しいレシピ
この先も厨房を支えて欲しい…高齢女将の願い
もともとフレンチで修業をしていたとき、こうだに出会い通うようになった大橋さん。 数年後、マスターの功さんが高齢のため、調理担当を探していると聞いた大橋さんは「昼間はホテルでの仕事があるので、夜ならお手伝いできますよ!」と提案したという。 そして、6年ほど前から「こうだ」で働くようになった。現在は朝6時から午後4時まで、別の飲食店で働き、午後6時から「こうだ」の調理場を支えている。 そんな大橋さんに晴江さんは店を継いでもらいたい気持ちがあるそうだが、家庭を顧みる時間が持てなかったことは後悔の念として残っているため、大橋さんにはそんな思いをして欲しくないとなかなか言い出せなかったそう。 晴江さんの「期待してます、みんなの夜の顔だから」の言葉に、大橋さんは「自分としてはこういうお店は絶対に残していきたいと思っています。こういう意思を継いで、お客様が来た時に“こういうお店があって良かったな”と思ってもらえるようなお店を続けていければ」と語った。 本日のお目当て、こうだの「豚バラ肉とピーマン焼き」。 一口食べた植野さんは「重くはないけどしっかりとタレの味が入っていて、白飯が進む」と絶賛する。 こうだ「豚バラ肉とピーマン焼き」のレシピを紹介する。 ■材料(1人分) 豚バラ肉…100g ピーマン…1個 たれ…約23ml ラード…大さじ1 サラダ油…小さじ1 [たれ](3人分) しょう油…30ml 白ワイン…30ml しょうが(皮付き)…1個 うまみ調味料(味の素)…ひとつまみ うまみ調味料(いの一番)…ひとつまみ ■作り方 (1) [たれ作り]しょうがを皮付きのまますりおろす。 (2)すりおろしたしょうがをしぼる。 (3)すりおろしたしょうがを少量加える。 (4)ボウルにしょうが汁を入れる。 (5)2種類のうまみ調味料・しょう油・白ワインを入れ混ぜ合わせる。 (6)半日ほど寝かせてたれの完成。 (7)ピーマンを縦に細切りする。 (8)フライパンを熱し、ラードとサラダ油を入れなじませる。 (9)余分な油を捨てる。 (10)豚バラ肉を入れ、中火でほぐしながら焼く。 (11)豚バラ肉の表面に火が入ったら、ピーマンを入れ 30秒~40秒間炒める。 (12)強火にし、肉に火を通す。 (13)肉の表面に焼き色が付いたら、たれを入れる。 (14)たれが肉とピーマンにからむようにさっと炒める。 (15)皿に盛りつけて完成。 ■ポイント・コツ ※しょうがをすりおろす時は、繊維を断ち切り辛みを出すこと。 ※たれを入れてからはさっと炒めること。
日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu