学生時代の恩師の訃報…。葬儀に参列したいのですが、御香典はいくら包めばよいのでしょうか。
学生時代にお世話になった恩師の葬儀に参列する際、「御香典の相場っていくらだろう? 」と悩む方もいらっしゃると思います。また香典袋の書き方にはマナーがあるので、覚えておけばいざというときに役立つでしょう。 そこで本記事では、恩師の葬儀で渡す御香典の相場や香典袋の書き方などを紹介します。
恩師(先生)への御香典の相場
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が行った「香典に関するアンケート調査」の「集計結果」によると、恩師(先生)の場合、御香典の相場は、5000円でした。 なお、御香典の金額の最初は「4(死)」「9(苦)」「偶数(割り切れる)=故人と縁を切る」にすることはタブーとされているので、注意しましょう。また、葬儀では遺族側が参列者へ香典返しを用意しているケースも少なくありません。 そのような場合は、御香典が一般相場よりも高い場合は問題ありませんが、少ない場合は遺族側が用意した香典返しの費用のほうが高くついて遺族側の負担が大きくなってしまう可能性があるため、一般相場を下回らない金額を包むようにしたほうが無難です。
香典額を決めるポイント
恩師への香典額をいくらにしようか迷った場合には、香典額を決めるポイントが3つあります。 ・参列者の年齢 ・地域ごとの相場 具体的にどのように決めたらよいのか、それぞれのポイントを見ていきましょう。 ◆参列者の年齢 一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「香典に関するアンケート調査」によると、恩師への香典額は表1の通りです。
※一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「香典に関するアンケート調査」を元に筆者作成 ◆地域ごとの相場 香典額を決める際には、地域ごとの相場も考慮しましょう。なぜなら、恩師への香典額は表2のように地域によっても相場が異なるからです。
※一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「香典に関するアンケート調査」を元に筆者作成 恩師への香典額が最も高い地域は、最多回答数が1万円だった「北海道」「北関東」「東京」「中部」です。一方恩師への香典額が最も低い地域は、最多回答数が3000円だった「九州」になります。 その他の地域では、恩師への香典額は5000円だと分かりました。