赤いユニホームで攻める（左から）末木、髙橋、西矢の各選手＝富山市の富山県総合運動公園陸上競技場

　2024明治安田J3リーグのカターレ富山は13日、富山市の富山県総合運動公園陸上競技場でFC琉球と対戦、3―0で快勝した。4試合連続でゴールを許さず、今季の無失点試合はJ3最多タイの11とした。今節から夏限定の赤いユニホームで臨み、ホームで開幕10戦連続無敗のクラブ記録に並んだ。8勝9分け4敗の勝ち点33で、プレーオフ（PO）出場圏内の暫定4位に浮上した。 【写真】3点目を決めて喜ぶ碓井選手（左）と布施谷選手 　富山はハーフタイム明けから一気に畳み掛けた。後半25分にMF布施谷翔選手が右足で先制ゴール。1分後にはFW碓井聖生選手（上市町出身）が右足で追加点を奪った。同41分には布施谷選手からのパスを受けた碓井選手が3点目を挙げた。 　　●碓井2得点「ニヤニヤ止まらず」 　試合後、取材エリアに現れた碓井選手は「ニヤニヤ止まんないですよ」と上機嫌。自身5試合ぶりのゴールで、公式戦初の複数得点を決め「自信になる」とうなずいた。無失点試合を継続する守備陣には「お世話になっている。ゼロに抑えてくれているので、得点して楽にさせたい」と気を引き締めた。 　小田切道治監督は「守備が洗練されて、集中力を高く持てている。昨年より攻撃の時間がつくれている」と無失点の要因を指摘し、「まだまだ得点力が課題。日々の練習の中で改善していきたい」と話した。