“6年ぶり”のイングランド代表招集なるか アンダー世代で無双状態だったストライカーに再び注目集まる
期待の若手と呼ばれた男も26歳に
2017年のイングランド代表デビューから6年。イングランドの中堅クラブでもがいてきたストライカーに再びスポットが当たり始めた。 今季ここまでプレミアリーグで7ゴールと活躍しているのが、ボーンマスFWドミニク・ソランケだ。 世代別イングランド代表の絶対的エースだったソランケは、2014年にU-17欧州選手権得点王、2017年のU-20ワールドカップMVPに輝くなど、10代の頃より高い評価を受けてきた。 しかし、クラブシーンでは思うような活躍を見せられない日々が続いた。2017年に移籍したリヴァプールでも出番は確保できず、2019年からはボーンマスの一員としてプレミア、さらにはイングランド2部での戦いも経験してきた。 遠回りなキャリアかもしれないが、26歳を迎えた今再び注目を集めている。ここまでリーグ戦15試合の出場で7ゴールは見事で、これはすでにプレミアでの自身キャリアハイを塗り替える数字だ。 データサイト『WhoScored』もパフォーマンスを評価しており、このペースならば再びイングランド代表から声がかかっても不思議はない。 「今季のソランケはエヴァン・ファーガソン、ブカヨ・サカ、フリアン・アルバレスよりも多くのゴールを決めており、この調子が続くならば2017年以来となるイングランド代表招集もあり得るだろう。ガレス・サウスゲイト率いる代表には多様な攻撃オプションがあるが、結果を出しているセンターフォワードを無視することはできない。プレミアリーグで彼より多くのゴ ールを決めているイングランド人選手は、オリー・ワトキンスとジャロッド・ボーウェンだけなのだ。26歳のソランケにとって、今季はキャリアを決定づけるシーズンになるかもしれない」 英『Daily Echo』によると、ボーンマスを指揮するアンドニ・イラオラも「ドム(ソランケ)はシーズン初めから本当に良くやってくれている。 彼はオン・ザ・ボールでもオフ・ザ・ボールでも、すべてが優れている。彼はチームメイトを大いに助けているよ」と働きぶりを絶賛する。 イングランド代表の絶対的エースはバイエルンのハリー・ケインで変わりないが、2番手FWの争いにソランケも割って入れるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部