問い合わせ数倍増 スリランカの注目度が急上昇
観光地としてのスリランカの注目度が劇的に伸びていることがわかった。海外旅行情報の調査を行っているエイビーロードによると、パッケージツアーの問い合わせ数増加の割合において、スリランカは国別でダントツ。今年1月の調査結果は、前年比で東京が647.7% 増、大阪が458.6%増、名古屋はなんと、1611.4%増 となっている(出典:エイビーロード)。2009年までの内戦により、日本はもとより、海外からの渡航者がいなかった状態から、観光立国へと劇的な成長を遂げている。
問い合わせ数だけでなく、日本からの渡航者の数も年々増加している。規模こそ、他の観光国に比べれば少ないものの、二桁成長を続けている。 ・2010年:14352人 ・2011年:20586人(前年比143%増) ・2012年:26085人(前年度127%増) ・2013年:31505人(前年度121%増) ・2014年:6209人 ※1月、2月の実績(前年同期比124%増) 出典:SLTPB スリランカは、北海道の8割ほどの国土ながら、テレビ番組などで紹介されているシーギリア・ロックなど世界遺産が8つ(文化遺産6つ、自然遺産2つ)もあるほか、8~9月頃には 100頭以上の象の群れに遭遇できる「エレファント・ギャザリング」や、約4000年以上前の北インドを発祥の地とする伝統的医学療法、「アーユル・ヴェーダ」などが人気である。 昨年3月には、大韓航空が、成田、関西、中部などからソウル(仁川)を経由しコロンボ への新規就航を開始。これにより、東海エリアからスリランカへの渡航ルートができたことで、問い合わせも激増している。就航から1年となる今年3月中旬には、名古屋市内で大韓航空主催によるセミナーが開催され、 大勢の旅行関係者が出席した。「(東海エリアの)スリランカの需要は益々拡大している。スリランカの販売は最重要課題の位置付けとなっており、地場の旅行代理店としっかりと連携を取っていきたい」と大韓航空の関係者。 すでにGWなどに向け、多くの問い合わせがあるそうで、今後もますます話題を提供してくれそうだ。