自転車の運転、安全に 春の交安運動で子供たち楽しく学ぶ 三重・松阪
こどもの城でフェスタ
春の全国交通安全運動(6~15日)に伴い、県交通安全協会(稲垣清文会長)は6日午前10時から、三重県松阪市立野町の県立みえこどもの城で、「キッズのための交通安全フェスタ」を開いた。訪れた子供たちは実物のパトカーに乗って記念写真を撮ったり、自転車シミュレーターなどを楽しみながら、交通安全への意識を高めた。 新入学の時期、子供たちが慣れない通学などで交通事故に遭わないように、交通安全について学んでもらうきっかけにしようと開いた。 この日は、同協会員や松阪署員ら計11人が子供たちを出迎え、正面玄関前ではパトカーの乗車体験、2階舞台スペースでは自転車運転のシミュレーションと子供運転免許の発行、県警音楽隊によるコンサートなどを行った。 自転車シミュレーションではモニターに映る道路を見ながら自転車を運転し、ブレーキを踏むタイミングや一時停止、左右と後方をよく確認することの大切さを学んだ。 体験した市立徳和小学校2年・北浦善君は「楽しかった。ブレーキをかけるのがちょっと難しかった」とし、道路で実際に自転車を運転するときは「カーブはゆっくり気を付けています」と話した。 パトカー乗車体験をした森田千才君(1歳)=下村町=はパトカーを見ると指を差して喜び、興味深く眺めていた。 同協会の眞弓学安全対策部長(65)は「子供たちの悲惨な事故をなくしたい気持ちで取り組んでいます。1人でも多くの方に交通安全の意識を持っていただきたい」と話した。