衆院選をめぐり、ＫＴＳでは１９日と２０日、固定電話とインターネットを組み合わせた情勢調査を行い、約３６００人から回答を得ました。 自民党への逆風がうかがえます。 鹿児島１区です。 立憲民主党前職の川内博史さんと自民党前職の宮路拓馬さんが激しく競り合っています。 川内さんは政治とカネを巡る問題に関心を持つ回答者の７割近くを固める一方、宮路さんは景気対策や防衛、教育などそれぞれの分野に関心を持つ回答者の幅広い支持を集めています。 参政党新人の昇拓真さんは厳しい戦いです。 続いて鹿児島２区です。 無所属前職の三反園訓さんが先行し、自民党前職の保岡宏武さんが追う展開となっています。 三反園さんが与野党問わず、幅広い層からの支持を集める一方、保岡さんは自民支持層の約５割、公明は３割強と、与党支持層を固めきれていません。 共産党の松崎真琴さん、日本維新の会の辻健太郎さん、参政党の矢竹ゆかりさんは厳しい戦いです。 鹿児島３区です。 立憲民主党前職の野間健さんが先行し、自民党前職の小里泰弘さんが追う展開です。 野間さんが野党の支持層を幅広く固める一方、小里さんは与党支持層の６割から７割を固めています。 最後に鹿児島４区です。 自民党前職の森山裕さんが安定した戦いを展開し、社民党新人の山内光典さんは苦戦しています。 ただし、すべての選挙区において３割程度の人が「まだ決めていない」と答えていて、今後、情勢は変わる可能性があります。