池袋暴走事故 飯塚幸三受刑者、老衰で死亡
日テレNEWS NNN
5年前、東京・池袋で起きた暴走事故で禁錮5年の刑が確定し、服役中だった旧通産省工業技術院の元院長・飯塚幸三受刑者が先月、死亡したことがわかりました。 2019年4月、東池袋で車が暴走した事故では、松永真菜さんと娘の莉子ちゃんが死亡したほか、歩行者らが重軽傷を負いました。 車を運転していた旧通産省工業技術院の元院長・飯塚幸三受刑者は、2021年に過失運転致死傷の罪で禁錮5年の刑が確定し、服役中でしたが、関係者によりますと、先月26日、老衰のため死亡したということです。93歳でした。 真菜さんと莉子ちゃんの遺族・松永拓也さんは、「飯塚さんの逝去を受け、私たち社会がすべきことは彼を非難し続けることではなく、彼の経験から学び、同じような悲劇を繰り返さないための道をともに考えることだと思います」とコメントしています。 また、関係者によりますと、飯塚受刑者の遺族は、「(飯塚受刑者が)刑期を全うできなかったことは残念な気持ちです」とコメントしているということです。