領収書など偽造 押谷元長浜市議を自治会が提訴
びわ湖放送
地元の自治会から金をだまし取った詐欺の罪で、すでに起訴されている長浜市の押谷與茂嗣元市議会議員に対し、地元の自治会が損害賠償を求める訴えを起こしました。 15日付で大津地裁長浜支部に訴えを起こしたのは押谷與茂嗣元議員の地元・長浜市野瀬町自治会です。 訴えによりますと、自治会の理事を務めていた押谷元議員は、2020年8月から翌21年の9月にかけて、集落の川の土砂撤去作業や古民家の解体整備などあわせて9件で事業者からの領収証を偽造するなどして自治会に虚偽の金額を請求し、カネをだまし取ったとしています。 金額は9件合わせて約3500万円で、訴えではこのうち押谷元議員が逮捕後に自治会の弁護士の口座に「弁済したい」などと振り込んだ約2400万円を除いた1166万円を求めています。 押谷元議員は、長浜市議会議員を8期務め、2020年には議長にも就任しています。会見した自治会長らによると、押谷元議員は、地域の工事などの度に「ワシが頼んどいたる」などと工事業社との仲介を買って出ていて、地元の名士として発言を断りづらい雰囲気があったということです。
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