【阪神】無敵の“鯉キラー”を岡田彰布監督が絶賛「今日は良かったよ。よう踏ん張ったよな、7回な」
◆JERAセ・リーグ 広島1―2阪神(22日・マツダスタジアム) 無敵の“鯉キラー”がマツダスタジアムに仁王立ちした。7回4安打無失点で今季4勝目を挙げ、負ければ首位陥落の危機からチームを救った。これで広島戦は通算9戦7勝0敗、防御率0・60。「向こうも研究しているなと感じるけど、それ以上に自分もしっかりと入念に準備をしてゲームに臨んだ。自信を持って投げられた」と胸を張った。 4回まで一人の走者も出さないパーフェクト投球。5回に先頭・小園に右前打を浴び、末包にも中前打を許して無死一、二塁のピンチを招いたが、後続を抑えて流れを渡さなかった。最速142キロに最遅82キロ。最大球速差60キロで鯉打線を幻惑。岡田監督も「今日は良かったよ。コントロールも良かった。よう踏ん張ったよな、7回な」と絶賛した。 これで17イニング連続無失点。昨季チームトップ12勝を挙げた左腕は「開幕当初は失点するケースが多くて『今年ダメだろう』とかいろいろ言われることも多かったけど、一週一週、自分の状態も上がっている。7回までとは言わずに完投できるように頑張っていきたい」と誓った。“現役ドラフトの星”は2024年も変わらず、輝いている。(中野 雄太)
報知新聞社