「日本の野手が成功できることを証明した」イチロー、野手史上初“満票殿堂入り”なるか。MLB公式が紹介「チェックを入れない唯一の理由は...」
米野球殿堂は現地11月18日、2025年の殿堂入り候補28人を発表し、現在MLBシアトル・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めているイチロー氏も選ばれた。殿堂入りを果たせば日本人初。MLB公式サイトは日本の偉才に改めて称賛の声を送りつつ、さらに“野手史上初の快挙”を達成する可能性についても言及した。 【画像】J-POPに合わせ侍JAPANを応援!台湾チアの厳選ショットを公開!! 同サイトは、選考を行なう全米野球記者協会がこれまで得票率100%で殿堂入りを決めた例は2019年のマリアーノ・リベラ(元ニューヨーク・ヤンキース)のみであることを紹介。イチロー氏が満票を獲得すれば史上2例目、野手として史上初となる。2020年にはデレク・ジーター氏(同)も殿堂入りを果たしたが、満票まではわずか1票足りなかった。 “キャプテン”ですら叶わなかった満票殿堂入りの可能性について、同メディアは以下のように説明している。 「21世紀で最も完成度の高いスーパースターの隣のボックスにチェックを入れない人がいる唯一の、そして不幸な理由は、スズキが日本出身であることだ。27歳のルーキーとしてアメリカの野球キャリアをスタートさせたイチローは、安打数(24位)、打席数(48位)、盗塁数(35位)、打点(90位)、総出塁数(93位)でMLBの歴代トップ100にランクインしており、さらに外野では10回のゴールドグラブ賞を獲得している」 また、以下のように続け、日米球界に与えた影響の大きさも選考に関わることを示唆した。 「そして、これらの統計には、イチローの計り知れない文化的影響は含まれていない。2001年のア・リーグ新人王とア・リーグMVPを受賞した歴史的なシーズンを皮切りに、19年春の東京での感動的な別れまで、彼は日本の野手がアメリカの地で成功できることを証明した。イチローのNPBの統計が彼のレガシーにカウントされるべきだと考えるかどうかは別として、今年の投票用紙に彼を含めることに反対する論理的な議論は存在しない」 殿堂入り候補はMLBで10年以上プレーし、かつ引退から5年経過した選手が対象。そこからさらに選考が進められ、75%の票を得ると殿堂入り決定となる。結果は現地2025年1月21日に発表される予定だ。 構成●THE DIGEST編集部
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