「今、みなさんは資産を増やしやすい相場にいる」…7000名以上に指導した凄腕投資家「今年日本株に全力投球し、来年米国個別株」
元プログラマーで個人投資家の投資家プログラマーGo(以下Go)さん。手取り15万円の会社員時代に経験した生活の苦しさが忘れられず、稼ぐ手段を模索。そこで投資家の道を選択したものの、もちろん最初は苦しいことの連続だったそう。今では連勝続きの投資家になり、累計7000名以上が参加した投資スクールの主宰にもなっているGoさんに、今の相場の見方や注目銘柄などについて聞いた。短期連載全3回の第3回。
なぜ円安が続くと株高になりやすいのか
――今年前半は日本株の上昇が続いていましたが、Goさんにとってはどんな相場でしたか? 数ヵ月で何倍にも株価が伸びる銘柄が続出し、資産を増やしやすい相場だと感じています。 特にインターネットサービス事業などを行うさくらインターネット(3778)や、重工業メーカーの三井E&S(7003)、石炭大手の住石ホールディングス(1514)の株価が何倍にもなっていて、多くの投資家を驚かせました。 僕は偶然にも三井E&Sと住石ホールディングスを持っていたので大きな利益に。僕の経験上は今までで一番良い相場で、飛躍的に資産が増えています。 ――この上昇は今後も続くと予想していますか? 短期的に下落することはあると思いますが、マクロトレンドで見ても、上昇するのではないかと考えています。 為替も一時的に円高になることはあるかもしれませんが、円安が続くと思うので、それは株価にも影響を与えるのではないでしょうか。物価も上がりやすい点を加味すると、通貨の価値が下がって資産の価値が上がりやすくなっている状況です。日本株にとっては追い風になる銘柄も多いので、強気で仕掛けていきたいですね。 ――どの国の銘柄に投資するかは決めていますか? 米国株は高値で推移しているので今は手を出さないようにしています。FRB(=米連邦準備理事会)の金融引き締めが続く限り、いつはじけてもおかしくない爆弾のような銘柄を掴む可能性もあると思っています。 そのため、米国個別株に関しては、景気後退などの影響で株価が暴落したら買いたいですね。一方で、米国のインデックス投資は変わらずに続けていきます。 そしてなにより、日本には今年、ビッグウェーブがきています。僕は2~3か月スパンの短期投資をすることが多いので、日本株のさらなる上昇を期待して、割安銘柄を狙っていきます。 戦略としては、今年日本株に全力投球し、来年米国個別株を買う流れにしようと考えています。