「アメリカ人留学生」が「日本のおでん」を食べて大感激…「一番おいしい」と言った「具材」の名前
YouTuber、留学生を「おでん」でもてなす
「Momoka Japan」とは、日本に訪れている外国人観光客や日本在住の外国人に声をかけて日本食を体験してもらうことを目的とするYouTubeチャンネルで、2024年6月現在88万人を超える登録者数を誇る大人気コンテンツだ。 このチャンネルには動画更新を心待ちにするファンも多く、「何が凄いって、ももかさんのおもてなし能力だと思います。外国人の皆さんが、これだけ饒舌になるのはももかさんのインタビュアーとしての引き出しの多さと合いの手のうまさだと思います」「いつも楽しみに見てます。ももかさんの動画を見ていると、世界で戦争が起きることが理解できません」といった絶賛コメントも少なくない。「仕込みなし」「台本なし」「一発撮り」をモットーとする動画はわざとらしさがなく、インタビュアーのMomokaさんと外国人との和やかなコミュニケーションも魅力だ。 この記事では多数の動画の中から、外国人留学生にインタビューした動画「【大根うめぇ! 】外国人が絶品おでんを食べて感動」を紹介する。この動画でMomokaさんのインタビューを受けたのは、アメリカ・テキサス州出身のリアムさん。日本の大学で勉強をしている学生で、日本に来て11か月だという。 和食が好きだというリアムさんにMomokaさんが紹介したのは、おでんの専門店「鶏だしおでん さもん」だ。
おでんの真骨頂はやっぱり出汁がしみた大根!
まずはビールで乾杯しながら、Momokaさんが日本に来たきっかけを尋ねる。リアムさんは21歳と若いが、日本語を勉強し始めてもう6年目だという。もともと日本食が好きであったこともあるが、昔日本に住んだことがあるという祖父から日本での話を聞いて、小さいころから日本に行ってみたいと思っていたそうだ。実際に日本に住んでみていろいろ感動することはあったが、特に自販機に度肝を抜かれたという。日本にしかないユニークなものを発見するのが楽しく、毎日が新しくて新鮮で、わくわくすると語ってくれた。リアムさんの地元は田舎で、東京を知ってしまってからはより地元を小さく感じてしまったとか。 テキサスにいたころから寿司店やラーメン店で働き、日本食に触れてきたリアムさん。2017年に初めて日本に来て、日本でもラーメンを食べたが、テキサスで働いていたラーメン店よりもおいしいラーメンには出会わなかったという。しかし、今回長期間日本に住むことになって、二郎系ラーメンを提供している「夢を語れ」はいい勝負のラーメンだったと評価。その他、日本に来て食べた日本食について尋ねると、衝撃的だったのが回転寿司だと話す。アメリカでは寿司といえば高級な食べ物で、あれほど安く食べられるなんて信じられないと驚いたそうだ。最近出身地のテキサスにも回転寿司店ができたというが、「日本の回転寿司には勝てないだろう」と予想する。 お待ちかねのおでんが運ばれてきた。「まずは出汁から」とスープを飲むと、リアムさんはうなずいて「深みはあるけど味は濃すぎない」と評価。そして味のしみた大根を食べ、「すごくおいしい」と一言。そして次はもち巾着。今までにもちを食べたことはあったようだが、「こんなおもちの食べ方があるなんて知らなかった」という。アメリカ人はおもちと聞くとアイスクリームを思い浮かべるそうで、こういう温かいもちの食べ方は新鮮なようだ。次はたまご。この店のおでんのたまごは半熟だ。リアムさんはうなずきながら「これも好き」と食べ進める。その後も、えびしんじょに、はんぺん、ちくわと、なじみのなさそうな具材が登場し、それぞれの食感や風味に注目しながら味わう。「おでんはどの具材を選んでもおいしいし、みんな違ってみんないい。和食の原点がある」とおでんの魅力を評するリアムさん。 今回おでんを食べて、「食感もよかったし、うまみが詰まっていておいしかった」と言ったのはちくわだったが、直後前言撤回。「やっぱり大根が一番かも。お出汁があふれて最高」。最初に食べた大根に軍配が上がった。