クッキー求め朝から120人の列、大阪高島屋で見えた「関西人気質」おいしいものはシェア必須?
北海道発のスイーツブランド「SNOWS(スノー)」(代表:長沼真太郎)のポップアップストアが12月13日、百貨店「髙島屋大阪店」(大阪市中央区)にてオープン。オープン前から長蛇の列ができ、多くの人が押し寄せた。 【写真】その数120人…オープン前の「大阪高島屋」の様子 ■ 「オンラインでは売り切れになっていた」 「焼きたてチーズタルト」や「プレスバターサンド」が人気のスイーツブランド「BAKE」の生みの親、長沼真太郎氏が手掛ける同店。放牧牛乳を使用した洋菓子が揃い、「⼭の版画家」と称される⼤⾕ ⼀良氏によるパッケージもファンを惹きつける理由のひとつだ。 店頭には、生チョコレートをラングドシャでサンドした看板商品「スノーサンド」(白/黒 972円~)や、木の枝を模したチョコレート「森ノ⽊」(1080円)の⿊いクランチチョコを纏った新作がスタンバイ。また、今回は放牧牛乳を溶かし込んだボンボンショコラ「森ノ夢」(1485円)が初登場となった。 開店前(9時30分時点)から約120人が列をなした同ポップアップ。オープン前から行列に並んでいた大阪・堺在住の女性は、「オンラインでは売り切れになっていたので、買えたらうれしい」と話し、三重県から来たという女性グループは「去年買っておいしかったから、珍しいし並ぼうって(友だちを)誘ったの。でもこんなに混んでるとは思わなかった(笑)」と、賑わいっぷりに驚いたよう。 ■ 関西ならではの「買い方」も? だが、列に並ぶだけの理由はあるようで「この時期だから友だちにプレゼントするのも良いかなって。大阪の食べ物ってデパ地下があるからみんな知ってるけど、これは並ばなきゃ買えないし、貴重だと思う」と、デザイン性の高いパッケージや個数包装という面から、「お持たせ」にも重宝されるようだ。 広報担当者は、「オンラインショップやこれまでの出店で関西のお客さまが、おいしかったから友人や家族とシェアしたい!とギフト用に購入される方が多いことに驚きました。『自分がおいしいと思ったものはシェアしたい』という気持ち、特に関西は強いようで、うれしいですね」と、関西ならではの特異性を語った。 期間は2024年1月3日まで(1月1日は休業)。営業時間は朝10時~夜8時、「髙島屋大阪店」1階(グッドショックプレイス)にて。 取材・文・写真/高岡奈津古