周辺の町道を清掃する町職員＝広野町

　２６日にＪヴィレッジ（福島県楢葉・広野町）を主会場に開幕する全国高校総体（インターハイ）男子サッカーを目前に控え、広野、楢葉両町は２３日、それぞれＪヴィレッジ周辺の美化活動を繰り広げた。全国５２校の選手と応援団など来場者の受け入れに向けて汗を流した。 　広野町では町職員約３０人が常磐自動車道広野インターチェンジ付近から町サッカー場までの県道や町道の清掃に取り組んだ。ＪＲ広野駅周辺の除草やプランターの設置も実施している。飯島洋一総務課長は「来場者を歓迎し、町並みを気持ちよく見て楽しんでもらいたい」と話す。 　楢葉町では復興関連企業などでつくる町安全見守り協議会と町職員ら約２０人で美化活動に励んだ。Ｊヴィレッジ敷地内から県道、町道に分かれて道の駅ならはまでの道のりのごみ拾いに取り組んだ。町役場周辺などにインターハイ歓迎ののぼりを立てるなどして地元から開催を盛り上げている。松本栄樹副町長が「遠方から来場する方々に充実した施設など環境の良さを感じてもらいたい」とあいさつした。

Ｊヴィレッジで美化活動に励む参加者＝楢葉町

　２６日に開会式を行い、２７日からＪヴィレッジを中心に住鉱エナジーマテリアルＮＡＲＡＨＡピッチ（楢葉町総合グラウンド多目的運動場）、広野町サッカー場、いわき市のハワイアンズスタジアムいわき（いわきグリーンフィールド）、アロハフィールド（２１世紀の森公園多目的広場）の５会場で試合を行う。決勝は８月３日にＪヴィレッジスタジアムで行う。 （相双版）