パーソナリティの吉田麻也

吉田麻也がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「吉田麻也の切り替えて行こう！」（毎週土曜9：30～9：55）。吉田麻也が“何があっても切り替えて行こう！”というDFならではのスローガンを掲げ、最新のニュースやリスナーからのメールに鋭く反応していく番組です！ 今回の放送では“苦手な言葉”について語りました。

＜リスナーからのメッセージ＞ 「私は学生時代に剣道部に所属していたため、（番組タイトルにもある）“切り替え”という言葉を聞くと、先生が『良し！』と言うまで切り返しの練習をおこなう“恐怖の切り返し地獄”を思い出してしまい、あまり好きな言葉ではありません。麻也選手は、そんな“聞くだけでゾクっとしてしまう言葉”はありますか？」 吉田：剣道の切り返しとは「正面打ちと左右打ちを繰り返す基本練習」ということですが、僕にも苦手な言葉というか、ちょっとトラウマになっている言葉がありまして、それが「調整」です。 スポーツ界でも「コンディションを調整する」「体を調整する」とよく使いますが、なぜ僕が苦手なのかというと、名古屋グランパスのユース時代、試合前日は11対11の紅白戦を軽くやって終わるのがパターンだったんですけど、その日は僕らがタラタラしていたんでしょうね。（試合が）なかなか終わらず、結局90分やったんです。 そしてその後、当時のコーチから「調整なんてないねん！」と言われまして……要は、若い僕らが試合に向けて調整なんかするんじゃない、毎日全力でやりなさいという教えでした。 それ以来“調整”と聞くとドキッとするというか、毎日（力を）出し切ることを意識していますし、調整をしていたらダメというのをそこで叩き込まれたかなと思います。とはいえ、苦手意識は持たないほうがいいと思います。“切り替え”と“切り返し”は全然違うので、このラジオをたくさん聞いて耳を鳴らして、この苦手な言葉から抜け出してほしいなと思います！ （TOKYO FM「吉田麻也の切り替えて行こう！」より）