本木雅弘、11月22日公開の主演映画「海の沈黙」で32年ぶり小泉今日子と共演「仕事を続けてきたご褒美」 倉本聰氏が36年ぶり映画脚本「演技者がすばらしい」
俳優、本木雅弘(58)が31日、東京都内で行われた主演映画「海の沈黙」(若松節朗監督、11月22日公開)の先行上映会に共演の中井貴一(63)、仲村トオル(59)、石坂浩二(83)らと登壇した。 同作は贋作をテーマに、人々の前から姿を消した画家・津山竜次が秘めてきた思い、美と芸術への執念を描く大人の恋愛物語で、倉本聰氏(89)が36年ぶりの映画脚本を手掛けた話題作。8年ぶりの映画主演作で孤高の天才画家役を務め、「こうして公開に先駆けお披露目できることうれしく思っている。初の倉本作品の現場では役者としてもがくばかりだった」と感慨深げ。 デビュー年が同じ〝花の82年組〟で、ドラマ「あなただけ見えない」以来、32年ぶりの共演で元恋人・田村安奈を演じた小泉今日子(58)に「共演は仕事を続けてきたご褒美」と同士に感謝した。 「自主性の強い元気な強い女性の役が多いけど、ヒロインらしいヒロインをこの年でやらせていただきうれしかった」と撮影を振り返った小泉も、本木の言葉に「こちらこそ」と頭を下げた。 在住する北海道・富良野から駆け付けた倉本氏も「やっと完成しました。演技者がすばらしい。これだけ素晴らしい人が集まってくれて感激しています」とほほ笑んだ。