東農大の駅伝力走「誇りに思う」 OB農家が最高の仕上がり大根50本を提供
東京農業大学が第100回東京箱根間往復大学駅伝競走に10年ぶりに出場し、同大伝統の応援「青山ほとり」(通称・大根踊り)も復活した。ダイコンを提供した農家や同大応援団員の栽培に協力した教員は、完走した選手と後押しした応援団を「誇りに思う」とたたえた。 【画像】小坂さん親子が提供したダイコン 東京都国分寺市の農家で、同大応援団OBの小坂良夫さん(66)は息子の知儀さん(34)と「大根踊り」用に栽培した50本を提供。最高の仕上がりで渡せた。力走を後押しできたのは誇り」と話す。 同大OBで陸上競技部の駅伝ランナーだった知儀さんは「箱根を走る選手の姿はまぶしかった。今後も本戦出場を願い良いダイコンを作る」と決意する。 団員の栽培に全面協力した園芸学研究室の高畑健教授は「素晴らしい40本ができた。みんなが頑張って管理した成果」と強調。テレビで選手や応援団を追い「全力で頑張る姿が誇らしかった」と話す。
日本農業新聞