60周年の通天閣 名物副社長「0歳の気持ちで新たに」
長い避雷針設置は工事費用3000万円
また、人気とともに安全面なども重視し、昨年には約6億円をかけて耐震を免震構造に変えたり、従来の展望台のさらに上の部分に「天望パラダイス」という新たな展望台を設置。さらには今月、3メートルだった避雷針を8メートルのものに変え、高さを103メートルから108メートルに伸ばすなど、様々な取り組みを実行してきた。 「避雷針は3000万円かかりましたが、108は煩悩につながるという意味もあり、通天閣からいろいろ発信していきたいという思いにつながりました」と笑顔で話す高井副社長。「60周年の還暦を迎え、また改めて0歳の気持ちで、大阪の観光をけん引できるようにしたい」と、力強く語る。 この通天閣が、これからはどのような変化をもたらすのか。この名物副社長の発案からは、今後も目が離せない。