昨秋準Vの広島新庄、初戦敗退 広島商の次戦は崇徳と 春の高校野球
春季広島県高校野球大会兼第142回中国地区高校野球大会県予選会(県高野連主催、朝日新聞広島総局など後援)が20日開幕し、1回戦8試合が4球場であった。昨秋の県大会準優勝の広島新庄は崇徳に0―1で敗れ、昨夏の広島大会で準優勝した広島商は呉港に12―5でコールド勝ちした。広島商は27日の2回戦で、崇徳と対戦する。 【写真】呉港―広島商 三回表呉港1死一、二塁、松島の中前適時打で二塁走者の木曽が生還=2024年4月20日午前10時39分、鶴岡一人記念、根本快撮影 広島新庄の石津慶大投手(3年)は崇徳打線を六回まで2安打に抑えていたが、七回に先頭打者に三塁打を浴びると、続く今井博登選手(3年)の適時二塁打で失点した。崇徳は脇本晃寿(あきひさ)投手(2年)が4安打完封。三塁を踏ませなかった。 広島商は呉港に1点差をつけられた六回、3連続四球で無死満塁とすると、武部順正選手(3年)の左前適時打で同点に。勢いに乗り、この回だけで一挙7点を奪って試合を決めた。 この日、鶴岡一人記念球場(呉市)であった開始式では呉港の杉田成生(せい)主将(3年)が「様々な困難を乗り越えてきた仲間とともに、最後まで全力で爽やかにプレーすることを誓います」と選手宣誓した。(根本快)
朝日新聞社