「私もなぜ?って思う」メンバー一新の『エブリィ』キャスター陣内貴美子は続投「誰もが納得の理由」
3月25日、出演者を一新した『news every.』(以下『エブリィ』・日本テレビ系)が新たなスタートを切った。 【思わず二度見!】『news every.』復帰…桐谷美玲と三浦翔平「ラブラブ」写真 「同時間帯の他局はというと、TBSの『Nスタ』も同日から新体制となりましたが、月曜から木曜までのメインは井上貴博アナとホラン千秋の2人で変わりません。4月1日から新体制となるフジテレビの『Live News イット!』にはNHKから青井実アナを招き、テレビ朝日の『スーパーJチャンネル』は森川夕貴アナに代わって『羽鳥慎一モーニングショー』のアシスタントだった森山みなみアナが入ります。 そんな中、もっとも見た目が様変わりするのが『エブリィ』です。フジテレビやテレビ朝日より新体制のスタートを一週早めた背景には、日テレの不安ぶりが見え隠れしています」(報道番組スタッフ) 『エブリィ』を14年間担当し、横並びトップの視聴率を守ってきた藤井貴彦アナが夜の『news zero』に異動したのとともにフリーに。メインは鈴江奈々アナと森圭介アナが務め、月曜と火曜キャスターを斎藤佑樹、水曜と木曜キャスターを桐谷美怜が担当する。その中で、藤井アナと一緒に’10年4月からメインキャスターを務めている元バドミントン選手で、スポーツキャスターの陣内貴美子は続投が決まった。3月22日のエンディング、藤井アナは、 「一緒にいる仲間がすごくありがたかったです。特に陣内さんがいなかったら、私はニュースエブリィを14年間、やれていなかったと思います」 と陣内に感謝を伝え、 「結婚しているわけじゃないんですけど、本当に仲良くさせてもらって…」 と泣き笑いのような顔をした。その隣で大泣きしていたのが陣内だ。 「藤井さんが『結婚しているわけじゃない』と言ったのは、長年、番組出演者は藤井アナを『お父さん』、陣内さんを『お母さん』と位置付けていたんです。特に’10年から8年間、出演していたNEWSの小山慶一郎や、’14年から9年間、外回りを担当していた渡辺裕太はそう感じていたようです。 実際、発声やアナウンスのトレーニングなどを藤井アナは二人にしてあげていましたし、小山が不祥事を起こして番組を降板する際にも、藤井アナは隣に立って共に挨拶をしました。藤井アナが小山のメンバーカラーのネクタイを締めて無言でエールを送ったこともあり、ファンは感謝していたと思います」(テレビ誌エディター) 陣内は、『エブリィ』の前身の『NNNニュースプラス1』や『NNN Newsリアルタイム』からスポーツキャスターとして出演。番組が変わり、リニューアルしても出演し続けている。今回の発表にネットでは、《陣内貴美子は残るの?》《何か裏事情があるの?》など疑問の声もあがっているが……。 「確かに、『なんで、陣内さんだけがこれほどまで長く出演しているんだ』という声が局内でも全くないわけではありません。でも、それをいちばん感じているのが陣内さんなのです。『私が視聴者だったら、どうして、こんな人が出ているんだろうと真っ先に思う』と、口癖のようにずいぶん前から周囲のスタッフに話していました。 そんな彼女だからこそ、キャスターとして大ベテランになってもすごく謙虚だし、アナウンサー以上に努力をしている姿を誰もが見ています。ノートに難しい漢字や放送用語などをギッシリ書いて勉強しているし、喉を冷やさないように真夏でもストールを巻いて出社する姿は有名です。スポーツマンらしく、元気で爽やかで若い共演者やスタッフの面倒見もいいので、“お母さん”的存在として親しまれているのです」(制作番組プロデューサー) 夫が元プロ野球選手の金石昭人氏であることも有名だ。 「金石さんは『かねいし』という鉄板焼屋さんを経営しているのですが、陣内さんは番組終わり、ほぼ毎日かけつけて女将さんとしてテーブルを全て回って挨拶をしているそうです。『エブリィ』の打ち上げ場所によく使われているのですが、そこでも陣内さんが若手の相談にのってあげているのをよく見ますね」(前出・プロデューサー) キャスターやコメンテーターを務めている元アスリートは少なくないが、陣内は彼らの“お母さん”であり、“お姉さん”的立場でもあるという。 「小椋久美子をはじめ、元バドミントン選手はもちろんのこと、元水泳選手の田中雅美や岩崎恭子も陣内さんを慕っています。以前、石田ゆり子や有働由美子を加えた女子会の画像が話題になったこともあります。どこに行っても、いい意味で姐御なんです。藤井アナという重石がいなくなり、共演者をまとめられるのは、いまのところ陣内さんしかいないという結論に達したのでしょう」(スポーツ番組ディレクター) “お母さん”陣内貴美子が残った理由は、誰もが納得といったところのようだ。
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