横琴イミグレーションビル（マカオ側）の真横に設けられた横琴駅の地上出入口（写真：澳門輕軌股份有限公司）

　マカオの新交通システム「マカオLRT（Light Rapid Transit）」を運営する澳門輕軌股份有限公司（マカオLRT社）は11月20日、新線の横琴線について（2024）年内の開業を予定していることを明らかにした。 　横琴線は2021年4月に着工。既存のタイパ線「蓮花駅」（高架駅）から西へ十字門水道を全長約900メートルの河底トンネルで越え、広東省珠海市横琴新区との陸路の玄関口にあたる横琴イミグレーション施設直下の新駅「横琴駅」（地下駅）に到達する2駅、全長約2.2キロの路線。

マカオLRTの路線ネットワーク（図版：澳門輕軌股份有限公司）

　同社によれば、横琴駅の地上出入口は横琴イミグレーションビル（マカオ側）の真横に設け、、改札階と地上出入口の間はエレベーター及びエスカレーターで接続し、容易にへアクセスできるとのこと。 　目下、マカオLRTでは路線ネットワークの拡充が進んでおり、昨年（2023年）12月にタイパ線の媽閣駅延伸部、今月（11月）1日には石排灣線（約1.6キロ）が相次いで開業した。さらに、マカオ半島北部に位置する主要な陸路の玄関口、關閘イミグレーション付近とタイパ島の北安地区を結ぶ東線（約7.65キロ）の建設工事も着工済み。東線については、タイパフェリーターミナル駅でタイパ線と接続する。