谷原章介（Ｃ）日刊ゲンダイ

　先月行われた芸能界の登竜門である「第37回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でフォトジェニック賞を受賞したのが、俳優の谷原章介（52）の長男、七音さん（21）。 【写真】インタビューに応えるいしだ壱成 経験人数は1000人「みんな違ってみんないい」 　惜しくもグランプリを逃した七音さんだったが、注目度の高さと期待の大きさはズバ抜けている。「ABEMA NEWSチャンネル」のニュース番組「ABEMAエンタメ」でインタビューを受けた七音さんは、育ての父である谷原についてだけでなく、実父についても語っている。 　七音さんは、2003年に俳優のいしだ壱成（50）と元タレント三宅えみさんの間に誕生。しかし、その後、夫婦が離婚し、三宅さんは七音さんを連れて谷原と再婚する。自身の境遇について葛藤はなかったのかと聞かれると、七音さんは次のように淀みなく答えている。 　　 《ないです。僕は「谷原」だけではないので、周りから見たらちょっと複雑に見えるかもしれないですけど、自分自身は一回もネガティブに考えたことはないです。誹謗中傷もいっぱいあったんですけど…肌の色を変えられない。目の色も変えられない。それと一緒で、変える必要もない。生まれも僕はアイデンティティーだと思うんです》 ■いしだの遺伝子を期待する声 　 　さらに、いしだについてもこう率直な思いを語っている。 《世間的にも注目していただくこともありますけど、本当にそこは注目していただいて、僕は感謝しかない。それも自分の一部だと思っているので、大切に自分の中でしてることですし、（いしだについて）一人の役者さんとしてすごく尊敬しているので、そういう風に言ってもらえることも幸せな限りです》 　SNSでは、こう答えた七音さん自身に感心する声だけでなく、真っすぐな成年に育て上げた谷原を称賛する声が少なくないのだ。 　 「いしだはそもそも、石田純一の隠し子としてスクープされ、一時は母親とヒッピー生活を送るなど、特殊な境遇で育っています。その後、俳優デビューすると、演技で天賦の才能を発揮し、七音さんも好きなドラマにあげている『未成年』などで一躍人気俳優となった。それだけに今後、俳優として活動していく七音さんに、いしだの役者としての遺伝子を期待する声も少なくありません」（スポーツ紙記者） 　だが、物心つくころには、谷原に育てられることになった七音。その間、実父は薬物事件や女性とのトラブルの影響で、長い間、芸能界で活躍する機会を失ってきた。 　 「大人になってからなのかわかりませんが、他の弟妹と父親が違うことをきちんと説明を受けているはず。自身の境遇や実の父親の状況に対して、さまざまな声があったようですが、自分を見失わずこられたのは谷原がきちんと育ててきたからなのは言うまでもないでしょう。ここ最近は、役者としての活動に本腰を入れているいしだに対してもリスペクトの気持ちを持っていて、それを公言できるのはすごいことです」（芸能ライター） 　 　いつか谷原、いしだとの共演が実現することに期待する声は少なくない。 　　◇　　◇　　◇ 　七音さんを育てた谷原を絶賛する声が多いワケとは。関連記事【もっと読む】谷原章介長男の芸能界挑戦で改めて感じる器の大きさ…実父・いしだ壱成と共演の可能性も…に詳しい。