日本一バズった元上智大生、大ハプニングで番組放送中止の危機に…『HASHTAG HOUSE』2話
人気インフルエンサー10人が共同生活を送りながら、それぞれのSNSスキルを競い合うバトルゲーム・リアリティショー『HASHTAG HOUSE(ハッシュタグハウス)』(ABEMA)。メンバーは、全員共有のSNSアカウントを用いて、個人戦・ペア戦・チーム戦に挑戦。番組側が与えた、投稿再生数やフォロワー数などのミッションを達成していき、最終的な総獲得ポイントで、勝者と脱落者を決定する勝ち抜き戦が繰り広げられる。 【写真】日本一バズった元上智大生・かとゆり 『週刊ヤングジャンプ』の表紙経験者の力を魅せる 以下より、12月14日放送の2話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるため、ご注意いただきたい。 ・かとゆり&ぴょな、麗しの水着姿でロイをおもちゃに ジョージが指摘した“危機感”問題も 「危機感持てって」共同生活3日目を迎えて、ジョージが黒板を使って現状把握をすることに。各SNSのフォロワー数、ならびに投稿本数を書き出した際、タイトルとして記入した自身の“代表作”だが、まさにその言葉通りの状況である。共用のSNS総フォロワー数10万人を達成するという彼らに与えられた1stミッションも、達成への雲行きが日増しに怪しくなってきた。 問題意識の中心となったのが、メンバー個人が抱えるフォロワーを、共用アカウントの方へと十分に誘導しきれていないこと。かとゆりなども分析していたが、ファンはあくまで応援している個人が好きであって、今回の10名をチームとして応援しているわけではない。なにより彼らはまだ結成3日目で、いわば突貫工事的な集まりであり、チームを支えたくなるコンテクストも、これから育んでいく必要があるわけだ。 端的に言えば、このメンバーで一緒にいる必然性が、視聴者側に伝わっていないということ。実際、本番組の正体がまだ明かされていなかった当時、“結局これはなにかの企画なの?”といった趣旨のコメントが多数ついていたのも、至極当然だったのかと思われる。 それで、このアカウントをフォローしたらなにを観られるの? そんな疑問を一旦は横に置き、この日も各々ができることをしていく。なにも、悪いことばかりではない。たとえば、かとゆり&ぴょながこの日新たに撮影した動画は、投稿後12時間で100万回再生を突破した。ふたりがプールサイドで水着姿になって踊っていたところ、思いついたかのようにロイを召集。水着で、と事前に衣装を伝えていたのだが、登場したロイが纏っていたのは、一般的なサーフパンツではなく……オタクブルーっぽい青色で、水泳“ガチ勢”が選ぶような競泳水着。というかロイ、どうしてそれを持っているんだ? ロイの献身な活躍はまだ続く。かとゆり&ぴょなが『週刊ヤングジャンプ』の表紙経験者であることから、自分もレクチャーを受けようとポーズを決めていくが、最後にはバランスとセクシーポーズを崩し、後ろでんぐり返しでプールへと落下。SNSのコメント欄に「落ち方笑」とあったのも納得の自然な落ち方だったので、このあたりはABEMAプレミアムの見逃し配信にてぜひチェックを。 難しいことを言えば、かとゆりの持ち味である構成を練った、“オチ”ありきでの動画の作り方を学ぶと同時に、こうして視聴者の途中離脱を防いでいるのかと感心をさせられた。対して、知能指数を下げていえば、美女たちのおもちゃにされるロイのポジションになりたい。そう思わされるワンシーンだった。 ・かとゆり、TikTokライブが緊急停止で大ハプニング 目標達成がさらに遠のく展開に 先ほど“悪いことばかりではない”と書いたが、反対に、よいことばかりでもない。この日は、共同生活の定番アイテムである車(ミニクーパー2台)をプレゼントされたことから、ふかわ。&那須ほほみの人見知りペアがドライブデートに繰り出す。が、想像通りでやはり会話が盛り上がらず。なかなか見せ場のないまま、動画撮影が終わっている。 また、夕食のバーベキュー時には、Instagramでフォロワー数1万人チャレンジをすることに。目標まで残り700フォローだったことから、達成すれば全員で洋服のままプールに飛び込むと約束するも、気づけば1時間がそのまま経過。得られた成果は、138人のフォロワー増に止まった。たしかに、InstagramはTikTokのようにライブ配信のおすすめ欄がなく、対象アカウントのフォロワーでないと配信が目に入らない仕組みとなっている。しかしながら思うような結果も得られず、見守っていた視聴者をいわば無碍にするような形となったのもまた事実。有耶無耶な引き際が、いちばんよくない。 そして、この日最大のハプニングが、件のバーベキューの少し前まで遡る。前述の通り、全員共用のアカウントに、各々の抱えるフォロワーを流入させるべく全員が奮闘。そのなかで、かとゆりは自身のTikTokと、全員共有の2台体制で同時配信をしたのだが、共有アカウントの画面上に突如、「LIVEアクセスが一時停止されました」の文字が。番組スタッフの調査の結果、“フォローをしたらなにかする”といった“釣り”に思われる行為が、ガイドラインに抵触した可能性があるらしい。結果として1週間、ライブ配信の停止処分を受けることとなってしまった。使える道具が減ったことで、目標達成がまた一歩遠のく。 ・伸び悩みの打開策は、大阪・道頓堀にあり? 令和は“身体を張る”が求められる時代 単刀直入に、状況がよくない。この現状を打開すべく、翌日の4日目は作戦会議に充てた面々。令和のバズメイカーたちが、思うようにならないアカウント運用と、自身が得意だったはずのバズに苦しむ姿は観ていて心が痛むものだったが、既存ファンにただ“お願い”するだけでは、数字も共感も作れないのは、彼らがこの数日間で直面した事実にほかならない。悲しいことだが、身体を張らねば人の心は動かない時代となったのだ。ということで次回、大阪・道頓堀に飛び出し、全員で身体を張ったチャレンジをすることになるのだが……。 次週の“お楽しみ”を前に、まずはなかなか伸び悩んだ4日目までのフォロワー数を整理しておこう。括弧内の数値は3日目ではなく、2日目終了時点との比較となっているため、参考までに。 Instagram:10,574人(+1,897人) TikTok:11,500人(+4,979人) YouTube:5,480人(+4,420人) 3アカウント総計:27,554人(+11,296人) 残り3日間で、獲得すべきは72,446フォロワー。本人たちからすれば、筆者のような外野にとやかく言われる筋合いはないと思われるに違いない。が、目標到達率はいまだ30%にも達せず。なんというか……本当に誰かひとり、脱落を余儀なくされる流れかも?
一条皓太