決勝トーナメントを決めて喜ぶルーマニア（AP）

＜欧州選手権（ユーロ2024）：スロバキア1－1ルーマニア＞◇26日（日本時間27日）◇1次リーグE組◇第3戦◇フランクフルト 【順位表】史上初！同勝ち点で４チームが並んだＥ組 　スロバキア（FIFAランキング45位）とルーマニア（同47位）は1－1で仲良く引き分け、そろって決勝トーナメントへの切符を手にした。 　先制したのはスロバキア。前半24分に右からMFクツカがクロスボールを送ると、MFドゥダが打点の高いヘディングで合わせてゴールを奪った。 　対するルーマニアもMFヤニス・ハジが右サイドからドリブルを仕掛けたところ倒された。VARチェックも入り、PKを獲得。前半37分にMFマリンがゴール左へ豪快に蹴り込み、1－1の同点とした。ちなみにハジは、父親もルーマニア代表で大活躍した「東欧のマラドーナ」ことゲオルゲ・ハジ。同じ10番を背負っている。 　後半はルーマニアのドゥダがFKから2点目を狙いにいったが、わずかにゴール枠を外し追加点ならず。対するスロバキアもFWストレレツがボックス内からシュートを放つが、ルーマニアGKニツァが足でセーブ。さらにFWハラスリンが放った低い弾道のシュートもポストをわずかに外へと横切った。 　両チーム決め手を欠いたが、ともに勝ち点1を分け合うと歓喜した。そろっての決勝トーナメント進出となり、互いに健闘をたたえ合った。 　グループの4チームが同じ勝ち点（4）で並ぶのは大会史上初。得失点差などでルーマニアが首位、ベルギーが2位、スロバキアが3位で通過となった。最下位ウクライナが涙をのんだ。