夏山シーズン到来「万一」に備え 中国地方最高峰・大山で警察が遭難救助訓練(鳥取)
山陰中央テレビ
夏山シーズンに入った鳥取県の大山で5日、遭難事故に対応する山岳救助訓練が行われました。 中国地方の最高峰・大山では、6月2日に夏山開きが行われ、夏山シーズンに入りました。この山岳救助訓練は、鳥取県警が毎年この時期に実施していて、大山周辺の琴浦大山、米子、黒坂の3つの警察署に、鳥取、智頭の2つの警察署、それに県警本部も加わって約20人が参加しました。 このうち実技訓練は、大山の北壁を望む元谷で行われ、専門家でもある鳥取県山岳・スポーツクライミング協会遭難対策委員などが講師となって、けが人の搬送などを行いました。 参加した警察官は、「初めて知ることばかりで勉強になりました」、「遭難された方を発見して救助することはもちろんですが、自分や周りの方も怪我せずにしっかり救助することを心がけていきたい」とシーズン中の対応に気を引き締めていました。 また警察は、登山者に対して「夏山になると熱中症など体調不良が多くなってきます。しっかり水分を準備して登山に向かっていただきたい」と呼び掛けています。 大山では、2023年に遭難事故が28件発生し、1人が死亡しています。
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