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2022年に八代市の小学校に通っていた男子児童が、担任教諭から『いじめ』を受けたとして、八代市に損害賠償を求めている裁判。10月9日は熊本地裁で初弁論が開かれ、被告の八代市は争う姿勢を示した。 【画像】原告側は「担任教諭の一連の行為は『いじめ』である」と主張

同級生へ「一発だけよ」と暴力を指示か

訴えを起こしているのは、2022年に八代市立の小学校に通っていた当時3年生の男子児童。 訴状によると、児童は2023年1月に同級生から繰り返し暴力を受け、その際、担任教諭が同級生に「一発だけよ」と指示。これにより、児童が同級生からさらに暴力を振るわれる事態になったなどとしている。 児童はその後、PTSD・心的外傷後ストレス障害などとの診断を受け、転校・転居を余儀なくされた。 児童側は、「担任教諭の一連の行為は『いじめ』である」と主張し、八代市に550万円余りの損害賠償を求めている。

母は「事実を直視して正当な賠償を」

10月9日は熊本地裁で初弁論が開かれ、児童の母親が「心に傷を抱えて生きていかなければならない事実を直視して、正当な賠償をしてほしい」などと意見を述べた。 一方、被告の八代市は「事実と異なる部分がある」として争う姿勢を示している。 （テレビ熊本）