岡山城の経済波及効果 2023年度は約134億円 リニューアル直後より増加 要因は海外観光客
「令和の大改修」を経て2022年11月にリニューアルした岡山城は、インバウンドの追い風によって市経済への波及効果が高まっていることが、岡山市の分析でわかりました。
「経済波及効果」は、ある経済活動が新たな生産や消費に波及する様子を数字で分析したものです。 岡山城の2023年度の経済波及効果は、訪れた人の宿泊費・飲食費・交通費などの「直接効果」が約83億円、それによりモノやサービスの生産・投入が増える「1次波及効果」が約31億円、それらの儲けが消費に回ることで増える「2次波及効果」が約20億円で、これらを合計すると約133億7400万円になりました。 リニューアル直後の1年間(2022年11月~2023年11月)に分析した経済波及効果より、約20億円増えており、2023年5月の新型コロナ5類移行により、消費単価が高い海外客の割合が増えたことが要因だとしています。 岡山市観光振興課は「思った以上の効果。今後も展示の入れ替えや新たなイベントなど、さらに魅力をアップさせる施策を展開していきたい」としています。
KSB瀬戸内海放送