起伏に富んだ海岸線、瑠璃色の海に一筋の路を照らす夕景。沖縄・粟国島
沖縄本島の那覇から北西に約60kmの海上に位置する粟国(あぐに)島。周囲約12kmの島に、約700人が暮らす一島一村の小さな島である。沖縄本島の周りにはリゾート開発が進む島が多い中、沖縄では珍しく起伏に富んだ海岸線と自然、沖縄古来の原風景が残る。那覇泊港からフェリーで2時間あまり、瑠璃色の海に見えてきた粟国島を訪ねた。
粟国島の地形は、島の南西端マハナと呼ばれる断崖絶壁の上の広大な広場から、北東に向かって緩やかな傾斜が続く。
ここマハナ展望台からは、南東側に沖縄本島、伊江島、南側には慶良間諸島、渡名喜島、南西側には久米島を望むことが出来る。夕陽のスポットとしても人気で、島民の憩いの場になっている。(つづく) ※この記事はTHE PAGEの写真家・倉谷清文さんの「フォト・ジャーナル<島の大自然がおもてなし沖縄・粟国島>倉谷清文第12回」の一部を抜粋しました。 (2018年8月撮影・文:倉谷清文)